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ヒルクライムにオススメの軽量クリンチャータイヤ Part.2~教えてハシケン先生#19

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サイクルスポーツジャーナリストで、さらに国内トップクラスの強豪ヒルクライマーでもある “ハシケン先生”が、自転車がさらに楽しくなるように、乗り方のテクニックや愛車のカスタマイズ術を紹介する連載企画です。前回に引き続き、ヒルクライムを少しでも楽に、さらにはビックリするほど走りが変わるタイヤ選びを指南します!

タイヤが軽いと走りも軽い!


タイヤが軽いと走りも軽い!
地面との唯一の接点でもあるタイヤは、自転車の走行性能に大きな影響を与えます。それだけにタイヤの性能をアップグレードするだけで、バイク全体の性能を高めることも可能です。タイヤに求められる主な性能には、「転がり抵抗の少なさ」、「グリップ性能」、「耐パンク性能」、「快適性」があります。ヒルクライム向きのタイヤには、これらに加えて「軽さ」が重要になってきます。重量が軽いと、踏み出しの軽さを実感しやすくなるからです。
これらをふまえて、前回に引き続きヒルクライムにオススメの高性能タイヤを3モデル紹介しましょう。

ピレリ P ゼロ ヴェロ TT


ピレリ P ゼロ ヴェロ TT
イタリアの老舗タイヤメーカーとして、モータースポーツの世界で高い実績を持つピレリ。その自転車用タイヤのフラッグシップが「P ゼロ ヴェロ」シリーズだ。中でも、耐パンクベルトを排して、軽さを追求した「P ゼロ ヴェロ TT」は、ヒルクライム性能に特化したモデルで、重量は23Cで165gと超軽量だ。独自のコンパウンド「スマートネットシリカ」が転がりのよさとグリップ性能を高め、ハイレベルなコントロール性能を有している。また、最新のワイドリムとの相性がよい25C(180g)もランナップする。

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ミシュラン POWER コンペティション


ミシュラン POWER コンペティション
ロードバイクの世界におけるクリンチャータイヤの普及に貢献した、フランスの総合タイヤメーカー「ミシュラン」。同社のロードレーシングタイヤの最高峰「POWER」シリーズに属する「コンペティション」は、レース向けに開発されたモデル。新開発のレースコンパウンドを導入し、前作のPRO4シリーズと比べて転がり抵抗を10%軽減。同時に高いグリップ性能を発揮している。また、タイヤの骨格であるケーシングを3層構造とし、耐久性を向上。重量は23Cで190g、25Cで210gに仕上がっている。性能バランスに優れ、ヒルクライム意外にもオススメ。

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ハッチンソン フュージョン5 ギャラクティク イレブンストーム


ハッチンソン フュージョン5 ギャラクティク イレブンストーム
1853年に創業のフランスの工業用ゴム製造メーカーであるハッチンソンが手がける高性能ロードタイヤ。トップモデルの「フュージョン5シリーズ」は、新開発のイレブンストームコンパウンドを採用し、「フュージョン5 イレブンストーム」としてアップデート。前作から、転がり、グリップ力、快適性といったタイヤ性能を全方位に向上させている。中でも、「フュージョン5 ギャラクティク イレブンストーム」は、23Cで180gの軽量性と転がり抵抗の軽減を追求したモデルだ。また、ポリアラミド製のライトスキン耐パンク素材を採用し、耐久性も確保している。

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軽量タイヤ選びのポイント


近年のクリンチャータイヤは各社から豊富なラインナップが展開され、軽さを追求したヒルクライム向きの軽量タイヤだけでも十指に余ります。重量は200gを下回り、中には150gを切るモデルも存在します。耐パンクベルトを排して軽さを追求しているモデルも多いです。
同じ構造の商品を比べたとき、軽い方はコンパウンドやトレッドが薄く作られている傾向にあることを忘れないようにしましょう。そのことを理解した上で、軽量タイヤを選べば後悔はしないでしょう。
やはり、ヒルクライムではタイヤの軽さは走りの軽さに直結します。ヒルクライムを楽に速く走れるようになる、費用対効果の高い軽量タイヤにカスタマイズしてみましょう。

●バックナンバー「教えてハシケン先生」
第1回 上りのペダリングのコツは空き缶つぶし?
第2回 “上りやすい”フォームで走ろう!
第3回 ペダリングはタイミングが重要
第4回 ダンシングは“踏まずに乗せる”がポイント!
第5回 キツい坂道を楽に走るための呼吸法
第6回 “休めるダンシング”で急な上り坂も怖くない!
第7回 ラクに上れる!シフトチェンジの基本テクニック
第8回 腰が痛いと思ったら・・・1分ストレッチで筋肉をほぐす
第9回 首・肩のコリは30秒ストレッチで解消
第10回 お尻の痛みを解消する3つの方法
第11回 ひざ痛を予防するフォームとセッティング
第12回 努力いらずで楽に走れる“ながらエクササイズ”
第13回 座って寝て早くなる体幹トレーニング
第14回 いつもの階段で“ペダリング筋”を鍛える
第15回 “ながらエクササイズ”を実戦で確認する!
第16回 上る前の下準備“ウォーミングアップ”4つのポイント
第17回 一番カンタンな軽量化。インナーチューブを交換しよう
第18回 ヒルクライムにオススメの軽量クリンチャータイヤ Part.1

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