Bianchi が展開するFENICE シリーズのミドルグレードモデル、FENICE ELITE。スペックには大きな欠点が見当たらない、使用しやすいロードバイクですので気になられている方も多いのではないでしょうか。今回は FENICE ELITE についてお話ししたいと思います。
乗った瞬間にわかる高剛性
FENICE ELITE に使用されているフレームの素材はアルミニウム。安価に大量生産でき、製造が他の素材に比べると比較的形状しやすいことから多くの廉価自転車の素材として採用されていますが、FENICE ELITE のアルミは一味違います。
7046という通常のアルミよりも硬めのものを使用しているため、パワーが伝わりやすい高剛性フレームを実現。普通のママチャリから乗り換えられた方にはちょっと乗り心地がゴチゴチしてしまうかもしれませんが、慣れてくればペダルを踏み込むごとにグイグイ進んでくれる感覚にのめり込んでしまうでしょう。
コンポーネントはALL 105
ギアチェンジ、いわゆる変速を行うコンポーネントと呼ばれるパーツはいくつかのグレードに分かれておりますが、FENICE ELITE に採用されているコンポーネントは 105 と呼ばれる上級グレードを採用しています。
このため下位グレードとの差は歴然で、ストレスのない快適な変速を味わうことができるでしょう。大きな違いとしては、今まで「ガチャガチャ」と音を立てながらギアチェンジを行っていたものが「……ｶﾁｬｯ……」と一瞬で変速できてしまうようなものでしょうか。
また、多くのメーカーのエントリーロードバイクが 105 コンポーネント搭載と謳いながらブレーキ系統には廉価パーツを使用して単価を下げているのに対し、FENICE ELITEはブレーキパーツに関しても 105 を採用しているのも嬉しい点ですね。制動性の高いブレーキ操作が行えるため、万が一の時でも安心ですよ。
デザイン
2016モデルはマットブラックの車体にピンクのラインがアクセントに入っているためオシャレかわいい印象を受けますね。Bianchi の文字も影取りされているのが印象深いです。
全体に的にテーマがまとまっているビジュアルですので、比較的コーデに合わせやすいかもしれません。
最後に
FENICE ELITE、これからロードバイクを初めてみたいという方にとってはぴったりなモデルでしょう。ちょっとした踏み込みで加速してくれるため、ロードバイク本来の走る楽しさを味合わせてくれるはず。
また、将来的に本格的にトレーニングを行いたいという方のニーズにも答えているため、長くじっくりと乗れる、良いロードバイクです。
(参考価格:税抜200,000円)
(TOP画像出典:Bianchi)
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