
ピストバイクをご存知ですか。定義はいくつかあると思いますが、今回は変速機がないシングルスピードの自転車のことと定義します。変速機がないということは自転車として作りがとてもシンプルであるということができます。
そのシンプルさゆえ、メンテナンスが容易で多少荒い扱いにも耐えることのできる自転車で、街乗りから少し遠出をするなどさまざまな場面で使うことができ、私のおすすめジャンルの自転車でもあります。
それではピストバイク好きの私がおすすめする自転車を紹介していきます。決して安い買い物ではないモデルも多いでしょうが買って後悔することはまずないという自信のあるモデルを集めてみました。
1.Cinelli – MASH HISTOGRAM
(出典:Cinelli)
ピストバイク史に歴史を残す有名なピストクルーMASHがCinelliとコラボレーションをした一台です。前下りの攻撃的なルックスのフレームにブルホーンハンドルという、攻撃的な見た目が特徴のストリート系ピストです。
見た目が良いだけでなく、Cinelliはロードバイクでも実績のあるメーカーで、フレームに使うアルミパイプやその加工にとても力を入れておりその性能はとても高いです。
また用途に合わせてピストバイクだけでも複数の種類のフレームを展開しており、それぞれの人に合わせたモデルを選ぶことができます。
参考定価:フレームセット税抜160,000円
2.Leader Bikes – 725TR
(出典:Brotures)
ピストバイクで真っ先に名前が出てくるブランドがこのアメリカ・カリフォルニアのLeader Bikesでしょう。アルミの極太エアロフレームはまるで戦闘機のようです。そのルックスからブームを問わずとても人気があるモデルです。
参考定価:完成車税抜140,000円
3.Fuji – Feather
(出典:Fuji)
自転車メーカーFujiが手掛ける定番ピストバイクといえばこのFeatherです。とりあえず何か一台買うならFeatherで間違いないと言われる位とてもオーソドックスでピストバイクらしさがあるモデルです。
クロモリのパイプを用いた飽きの来ないデザインも魅力です。
参考:完成車税抜79,000円
4.Cartel Bikes – Avenue
(出典:Cartel Bikes)
西麻布にあるショップDinerのオリジナルブランドがCartel Bikesです。クロモリのパイプの細さにディープホイールのやんちゃ感がミックスされた一台です。
さらに拘ったパーツを使いながらも完成車で5万円台と予算を抑えて購入することができます。余った予算でカスタムをすると購入当初からあなただけの一台に乗ることができますね。
参考定価:完成車税抜59,400円
5.DURCUSONE – Gumball
(出典:DURCUSONE)
渋谷・神宮前にショップを構えるW-BASEが手掛けるピストバイクがこのDURCUSONEシリーズです。メッセンジャーなどさまざまなプロがテストライドを繰り返して製作されたモデルでエアロフォルムの性能だけでなく、耐久性などハードな使用が想像される環境でも実用的に使えるように考えられている一台です。
ロードバイクのようにブラケットにブレーキレバーが装着されているのが特徴。
参考定価:完成車税抜135,000円
6.Affinity Cycles – Lo Pro
(出典:OPEN DISTRIBUTION)
ショップBlue Lugが輸入代理店を務めるOPEN DISTRIBUTIONが取り扱うアメリカ、ニューヨーク・ブルックリンのブランドそれがAffinity Cyclesです。このLo Proは名前の通り前下りの攻撃的なフレームとなっています。
シンプルな作りの中に、拘った美しさが光る一台。日本限定でフレーム内をワイヤーが通るように加工してあり、インターナルケーブル仕様でリアブレーキが取り付けできるのが特徴。
参考定価:フレームセット税抜83,000円
7.Dosnoventa – EDINBURGH
(出典:Brotures)
フレームセットで30万円オーバーという価格にも驚いてしまうが、それもそのはず。イタリアンハンドメイドに拘ったスペイン・バルセロナのブランド。国内販売はBroturesで取り扱いをしています。
フレーム名にさまざまな都市の名前を冠したモデルがあり、このモデルの名前はスコットランドの首都エディンバラから取られています。またTokyoモデルも存在します。
高級ではあるがその拘った乗り心地を体験すべく、いつか自分のものにしてみたい一台であるのは間違いないでしょう。
参考定価:フレームセット税抜335,000円
ピストバイクには他の自転車の種類にはない乗り方として固定ギアという方式が選択できます。固定ギアとは自転車の後輪とクランク – アームが一体に動く方式の事を言います。つまり前に進んでいる間常に漕ぎ続けなければならないということです、たとえそれが坂道の下りであろうともです。
固定ギアはまさに競輪やトラック競技で用いられている方式です。
また一点Fuji – Featherのみは固定ギアの形式がスプライン形式と呼ばれる機構を採用しており、一般的な固定方法と異なるため他のパーツが使えないようです。詳しくは購入時に販売店にご確認ください。
※またピストバイクに乗る際はフリーギア・固定ギアを問わず必ずブレーキを装着することを徹底してください。
※転載した写真は商品見本の為ブレーキが取り付けられていないものがありますが販売の際各店舗では(フレーム単体を除き)ブレーキを必ず取り付けた状態で販売しています。
ピスト好きがおすすめしたい、本当に買いたいピストバイク7選 is a post from: FRAME : フレイム