
皆さん、これからの寒い季節に雪を見てみたいなぁ、なんて雪国に憧れていませんか?
ちょっと待ってください。いくら輝く真っ白な雪景色が見られるからと言って、雪国の気候を侮ってはいませんか?
今回は北海道の雪国に20年近く住んでいる筆者が、北国の万全の防寒対策の数々をご紹介します。これを読めばあなたも雪国で凍えることはなくなるかも!?
防寒対策(衣類編)
北海道ではこの時期でもフリースとスノーウェア(私の地域では薄手のスノーウェアのことを”シャカシャカ”と呼んでいます)は必須です。
adidas メンズ ランニング Snova リフレクト 【反射素材】 ストーム ジャケット
(出典:adidas)
スノーウェアよりもさらに薄手になりますが、ランニングなどの動きを考えればこちらの商品が丁度良いくらいかと思います。
防風、撥水性の素材を使用しており、早朝に限らず夜間の寒い時間帯のランニングにも適しています。背面には吸水性、速乾性に優れた生地が使用されており、機能性の高いウェアと言えます。
価格は4,806円(税込、セール中50%OFF)。
アンダーアーマー UA COLDGEAR INFRAREDパフォーマンスマイクロフリース
(出典:アンダーアーマー)
フリースでおすすめしたいのが、アンダーアーマーの商品です。私はフィギュアスケートの練習の時にこちらのフリースにお世話になっています。
蓄熱効果の高い素材を採用しており、アスリートの身体を冷えから守って温めてくれます。
軽量で保温性、吸水速乾性にも優れているので、寒い場所での運動を効果的にサポートしてくれます。
価格は10,800円(税込)。
手袋はもちろん、ネックウォーマーも耳まで覆うようにして被ります。でないと手も耳も真っ赤になって感覚がなくなってきます。
mont- bell ダウン ネックウォーマー
(出典:mont- bell)
おすすめしたいのが、mont- bellのネックウォーマー。
撥水加工の施された、軽量でコンパクトなネックゲッターです。帽子を着用したままでもワンタッチで簡単に着脱可能です。軽登山での利用にも便利なので、いつでも持ち歩きたい方には必見です。
価格は1,750円(税抜、アウトレット価格のため価格変動あり)。
私の住んでいた地域では冬に学校のグラウンドにスケートリンクを作って、そこでフィギュアスケートやアイスホッケーの授業をやっていました。そのため長時間の体育の授業で外にいなければならない時は、手袋に中に小型のカイロを仕込んでおいて、それを使って暖を取っていました。
また、私もこれまで毎年学校の登校時にネックウォーマーにお世話になっていました。
なぜなら、着用していないと、特に朝の投稿時刻には歩いているだけで鼻毛が凍ってしまうからなのです。
決してジョークではなく、鼻から息を吸い込んだだけで、鼻の中がパリパリになって、鼻毛がカサカサ動くのが分かるのですから、氷点下20度を甘く見てはいけません。
初めから身体を温めておく(飲食編)
毎日の日課で朝方にランニングをしようと意気込んで、その予定を冬にも継続させようと試みている人たちは道内にもたくさんいます。
しかし、この時期の朝方の寒さは関東地方の比ではありません。ただでさえ朝方は身体が動き始めていないのに、あまりにも寒すぎてろくに継続できないまま日課をさぼってだらけてしまいたくなることがよくあります。
そんな時には外に行って運動を始める前に、ホットミルクや生姜湯を飲んでから走り出すと身体の動きが固くなりすぎずに済みます。
朝から外で本格的に動きたいのであれば、念入りにウォーミングアップをすることも、怪我の予防と体温保持を合わせて効果的です。
特に朝方のウォーミングアップは、怪我を予防したり、関節の動く範囲を広げたり、筋肉の温度を上昇させる効果があると言われています。
早朝の運動時にはすぐに激しい運動をして体を温めようとするのではなく、ベッドに仰向けにの状態でのびをしたり、その状態から両手を真上に挙げて手のひらを握ったり大きく開いたりをゆっくりと繰り返すといったことから始めると良いでしょう。
無理に身体を動かそうとしない(寒い中での健康維持編)
極度に寒い場所で運動する時は、ただでさえ身体がうまく反応してくれないときです。
そんなときは無理に動きすぎないのが無難です。
怪我のリスクも高まるので、どうしても寒ければ、携帯カイロを利用する手もあります。
e-Kairo イーカイロ USB充電式カイロ
(出典:ELAiCE)
おすすめしたいのが、充電式で繰り返し何度も使用可能な携帯カイロです。
e-Kairoは、使いたいときにスイッチを入れるだけで2~3時間温かさが持続するという、寒いのが苦手な方に朗報なアイテムです。外出前に2時間程充電しておけば、運動時以外でも通勤時間などにポケットに入れておくだけですぐに暖を取れます。
サイズは91×41×9(mm)、重さは約47gとコンパクトな作りになっています。
価格は2,100円(税込)です。
だけどやっぱり、温かいところでぬくぬくしていたい!!
北国に住んでいるからといって、私たち道産子が極端に寒さに強い遺伝子構造を持っているわけではありません。
むしろ、「大の寒がり」なのです。家の中は一日中20~22度設定にしておかないと気が済まないのです。
私の場合は背中のすぐ後ろにストーブを設定しておいたら、あるとき焦げ臭いにおいと背中に鈍い痛みを感じました。なんと、私の背中にはストーブの網目状に火傷のあとがくっきりとついており、背中全体が真っ赤になっていた、という経験をしたことがありました。
それくらい、寒い場所には極力移動したくないものなのです。
しかも北海道の場合、部屋の中を温かくポッカポカにした状態でアイスを食べるのが、最高に幸せなのです。私は温かい部屋で雪見大福を食べているときが一番幸せを感じます。
このように、北国に住んでいて寒さになれている人でも、結局は寒さに勝てるほどの力を持っているわけではないのです。
温かい場所に行けば、自然と気が緩んでしまう。それが北海道の冬の過ごし方と言っても良いのかもしれません。
冬の寒さに負けるな!北海道出身者が教える冬の温めの秘策 is a post from: FRAME : フレイム