
この世の中には「軽量マニア」という人種がいる。自転車のさまざまなパーツを軽量なものに換装して、グラム単位で軽い自転車を目指す人々だ。ホイールからハンドルバー、ステムやサドル、果てはネジ類のスモールパーツまで、とにかく軽さを追求する。
軽量化に必需な素材はカーボン。剛性に優れて軽いカーボンは、そうした人々にとってなくてはならないものだ。さまざまなパーツがカーボン化している現在、今回はマニアにとって気になるパーツであるシートポストを紹介する。
マニアではない人にとっても、カーボンシートポストはおすすめのパーツ。しなりのある乗り心地で、振動吸収性に優れているものであるからだ。サドルと自転車をつなげるシートポストは、身体で言えば体幹。そこを「鍛えれば」走りが変わる。
FRAME厳選カーボンシートポスト
TOYO(トーヨー) – カーボンシートポスト
(出典:TOYO(トーヨー))
東洋フレームのブランド「TOYO」の純正パーツ。開発には「Team Toyo Frame」のシクロクロス全日本チャンピオン・竹之内悠選手の協力を得て、本場ヨーロッパでのシクロクロスやロード、MTBの実地レースやトレーニングでテストし、性能と品質チェックを行なった。十分な軽量性を確保しながら、レースでのハードな環境下においてもトラブルなく使用できる強度と耐久性を兼ね備えている。
TIOGA(タイオガ) – セプターカーボンシートポスト
(出典:TIOGA(タイオガ))
ヘッド部とチューブ部を一体成型することにより、ポスト径31.6mmで重量180gという軽さを実現したカーボンシートポスト
。また、サドルレールへのストレス軽減のため、レールクランプ下部の後端を延長し、面取り処理を施している。7×9mmカーボンレール仕様のサドルにも使用が可能だ。ポスト径も3種のサイズあり。
3T(スリーティー) – STYLUS 0 TEAM
(出典:3T)
2本のボルトで固定するタイプのクレードル(やぐら)を採用したカーボンシートポスト。従来の1本で固定するタイプに比べ、全方向に対しての剛性をアップしている。これまで以上のスピードアップを求めて、前乗りのポジションをとることができる0mmオフセットを採用したハイモジュラスカーボン製だ。
PROFILE DESIGN(プロファイルデザイン) – CANTA ZERO
(出典:プロファイルデザイン)
トライアスロン・バーの定番ブランドで、そのシェアは全米No.1を誇るプロファイルデザイン。他の自転車パーツも高品質で知られ、本製品は0mmオフセットのハイモジュラス・カーボンファイバー製シートポストだ。クランプ部は6061-T6アルミニウムを使用し、2ボルトクランプによりサドル角度を細かく調整可能。
DEDA(デダ)- スーパーレジェーロ RSカーボンピラー
フレーム素材からパーツに至るまで幅広いラインナップを誇るDedacciai社製のシートポスト。20年以上に渡る歴史を持つ、常に自転車業界のトレンドセッターとして注目を浴びているブランドの製品だ。信頼性と強度の面で妥協することなく開発された超軽量かつ剛性に優れたモデルで、前面のダイヤルで微調整を行なうことが可能。
まとめると
一言で言えば、カーボンシートポストは「高額」。軽さの代償として考えると仕方ないだろうが、ちょっと躊躇してしまう価格だ。
しかし、ブランドにこだわらずペイントもいらないという場合は、海外通販を使う手がある。大体4〜5,000円で収まるノン・ブランドの製品が目白押しだ。紹介したシートポストを中心に、興味がある人は一考してみてはいかがだろうか。
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