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ボトルケージがあるとどう違う?ボトルケージの選び方を紹介

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自転車のような長時間の運動を行う競技では、こまめな水分補給が重要です。水分の補給は休憩の時だけで十分と思われるかもしれませんが、水分が体に吸収するには少し時間がかかるため、水分をとる間が開いてしまうとドリンクを飲んでいるのに脱水症状を起こしてしまう可能性があるのです。

水分は大体10分から20分おきに一口飲むのが効率が良いといわれていますが、毎回停車して鞄から水筒などを取り出すのも面倒です。そんな時に便利なのがボトルケージです。

ボトルケージってどんな使い方をする道具なの?

(出典:Pixabay

ボトルケージは自転車のフレームに取り付けることで、ドリンクを入れたボトルを自転車に搭載できるようにするアイテムです。写真の自転車に取り付けられているような専用のボトルを使えば自転車に乗りながら水分が補給できますし、片手で簡単にドリンクが飲めるようになるので脱水症状の予防にも役立ちます。

主な取り付け場所はフレーム

ボトルケージはロードバイクやクロスバイクならフレームのダウンチューブとシートチューブにそれぞれひとつずつ取り付けられます。ダウンチューブはフレームのフロントホイールのすぐ後ろにある斜めの部分、シートチューブはサドルを取り付けている地面に向かって伸びている部分です。ドリンクを飲む際にはどちらのケージから取り出しても良いのですが、フレームサイズによってはシートチューブ側のボトルが取り出しにくい場合もあるので、ダウンチューブから取り出せるように練習しておくと良いでしょう。

また、自転車によってはフレームにケージを付けるためのねじ穴が開いていないものもありますので、そのような自転車の場合はハンドルに固定するホルダーを使用してボトルを搭載します。

なぜ自転車にボトルを乗せる必要があるの?

冒頭でも説明しましたが、自転車は長時間体に負荷をかける運動ですので、水分をこまめに補給しなければ脱水症状やハンガーノックをおこしてしまいます。ボトルケージを取り付けて飲み物がすぐに飲める状態にしておくことでこまめな水分補給を可能にし、これらの問題を予防することができるのです。

水分補給はちょっとしたお出かけ程度ならそこまで気をつける必要はないのですが、ロングライドやレース中など、高めの負荷がかかっているような状況ではしっかり水分をとらないと脱水症状で意識がもうろうとしたり、筋肉がけいれんしやすくなってしまいます。また、高カロリーのドリンクを入れておけばエネルギーの補給にもなるので、体内のエネルギーが枯渇することで身動きが取れなくなるハンガーノックという症状を予防することもできます。

また、夏場のサイクリングの場合などは熱中症予防の観点からもこまめな水分の補給が大切になりますので、ボトルケージを利用して簡単に水分を補給できるようにしておくことをおすすめします。

どんなボトルケージがおすすめ?

ボトルケージと一口に言っても、色々な材質や形状があるため、自転車に合わせて選ぶ必要があります。とは言ってもコンポーネントやホイール、サドルなどのように乗り心地に直結する部分ではありませんので、ある程度自分の好みのものを選んでも構いません。

ただ、製品によって重量や使い勝手が多少違うため、いざ購入しようとしても迷われることもあると思います。現在市販されているボトルケージから人気のあるもの、軽量なもの、使いやすいものなどを紹介しますので、好みや用途に合ったものがあればそちらを使ってみてはいかがでしょうか?

迷ったときは定番のものがおすすめ

まずはボトルケージの中でも人気のある製品を紹介します。特に重量や使いやすさに特徴があるわけではありませんが、デザインや安さなどの理由でよく使われている定番のものとなっています。

定番中の定番『ミノウラ デュラゲージ』


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とりあえずボトルケージを取り付けたいという方におすすめなのがこちらのケージです。材質は航空機用のジュラルミンが使われており、軽量かつ頑丈でずっと使える耐久力が特徴。

重量も35gとカーボン製のボトルケージに匹敵する軽さですので、重量が気になる方にもおすすめです。

デザインで選ぶなら『PWT アルミ製 ボトルケージ』


(LINK:Amazon商品ページ

こちらもミノウラと同じくアルミで作られたボトルケージになります。ロードバイクのような流線型のデザインの自転車にマッチするデザインですので、高級なロードバイクに取り付けても違和感が少ないのが特徴です。ボトルが振動で落下しないように滑り止めが取り付けられており、路面状況が悪くてもボトルが飛び出しにくくなっています。

グラスファイバー製でシンプルな『ELITE パロンレース』


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こちらも街中やサイクリングスポットなどでよく見かけるボトルケージです。1,000円程度で購入できるので、とりあえずボトルを取り付けたいという方に向いています。

デザインも派手さはありませんが、地味でも無いのでどんな自転車に取り付けてもそれなりにマッチしてくれます。

頑丈さで選ぶなら『TOPEAK モジュラーケージⅡ』


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ボトルを保持する部分がアルミ合金の棒材となっているので、壊れにくいボトルケージです。

下側にあるネジを回すことでボトルを支える部分の幅が調整出来るので、大容量ボトルや魔法瓶など、さまざまなボトルが使えるのがポイント。

上手くサイズを合わせればペットボトルも使えるので、専用ボトルを持っていなくても利用できます。

軽さを追求するならこのボトルケージがおすすめ

ヒルクライムの場合、自転車の重さが成績に大きく影響してしまいます。

もともとロードバイクは軽量なものが多いのですが、さらにパーツで軽量化を目指しているなら、ボトルケージも軽量なものを選ぶと良いでしょう。

カーボン製でシンプルな作りの『Emgreat カーボンボトルケージ』


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ボトルケージ全体がカーボンで成型された製品です。重量は26gと軽量で、カーボンの繊維が透き通っているのでデザインも格好良いものとなっています。

カーボンなのである程度の強度がありますが、全体的に薄く作られているので、強い衝撃を与えると破損してしまうことがあるので注意しましょう。

限界まで軽量を目指した『Ibera 超軽量合金製サイクルボトルケージ』


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金属製なのに30gの重さしか無いこちらの製品。見ての通りボトルを固定する部分以外を限界まで排除して重量を抑えています。

軽量で格好良いのでおすすめなのですが、形状的にとりやすい向きが決まっているので、ちょっと練習が必要なのが難点です。

こちらの写真の場合、右斜め上にボトルを引っ張るととりやすいので、ダウンチューブ(フレームの下側でクランクからフォークに向かって伸びているチューブ)に取り付けるなら右手でとるようにしましょう。

軽くて見た目も良いカーボンボトルケージ『EpochAir 軽量サイクルボトルケージ』


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見た目も重視して作られているボトルケージです。カーボン繊維の上に追加でシートを貼ることにより白黒のチェック模様となっており、フォルムも曲面を重視してデザインされています。

重量は40gとやや軽量タイプの中ではやや重めになりますが、固定部分が2カ所あるのでボトルの固定力が高く、どちら側からでも取り出しやすくなっています。

色々な工夫が盛り込まれた使いやすいボトルケージ

ボトルケージは基本的に専用のボトルを差し込んで使うので、大抵の製品はただボトルを固定するだけの作りとなっています。

ただ、最近ではちょっとした工夫をすることでボトルを取り出しやすくしたり専用ボトル以外でも使えるようにしているものも存在します。また製品によっては、フレームにボトルケージ用の穴が無い場合に使えるものもあります。

ねじ穴が無くても安心!何処でもケージが取り付けられる『KISKIS dreampark』


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こちらはベルクロとクリップを利用して自転車のハンドルやシートポストなどにボトルケージを取り付けられるようにする製品です。

ボトルケージを追加で購入する必要がありますが、ねじ穴の無い自転車にもボトルを取り付けられるようになるので水分補給のたびに鞄からボトルを取り出す手間がかかりません。

500mlのペットボトルも利用できるので、専用ボトルを買わなくてもいいのもポイントです。

空気抵抗を減らしたいなら『TNI トライマルチケージ ブラック』


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サドルの後ろに取り付けることでボトルケージを体の後ろに設置できるようにするマウントです。

トライアスロンやタイムトライアルなど、できるだけ空気抵抗を減らしたい方におすすめです。ボトルケージを追加で購入する必要があるので、注意してください。

取り付けはサドルのレール部分に固定するタイプですので、サドルとシートポストを固定する部分が並行に2本のレールとなっているダブルレールの場合のみ使用できます。

ボトルの取り出しやすさはピカイチ『OGK KABUTO カーボンボトルケージ』


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固定部分の形状を工夫することでボトルが取り出しやすくなっているボトルケージです。写真のモデルは右側からボトルの抜き差しがやりやすいように作られており、小さめのフレームでも楽にボトルが使えるようになります。

もちろん左手用モデルもありますので、左側から取り出したい方は左抜き用モデルを購入しましょう。

専用ボトルも用意した方がいい?

大半のボトルケージは専用ボトルの利用を前提に作られているので、ボトルケージを取り付ける際にはボトルも購入しておきましょう。

自転車用のボトルは片手でドリンクが飲めるように作られているので、走行しながらでも簡単に水分が補給できます。

ただ、ポタリングやサイクリング程度しか自転車を使わないならわざわざ専用ボトルを用意するのも大変ですので、そのような場合はペットボトルも乗せられるタイプのケージを購入すると良いでしょう。

製品によっては角形のペットボトルでも差し込めるものがあります。

最後に

短距離のライドなら休憩の際などに水分をとれば良いのでボトルケージを付けなくても大丈夫ですが、ロングライドやレースのように長時間走るような場合はボトルケージを取り付けてしっかり水分を補給しておいた方が安心です。

ボトルケージはさまざまな種類がありますが、まずはボトルが抜き差ししやすいかを重視し、次にデザインや重さで比較すると良いでしょう。

ロングライドの場合など、疲れてくるとボトルを取ることもストレスとなってしまいますので、できるだけ取り出しやすいボトルケージを選ぶのが水分補給を忘れないために重要なポイントとなります。

(TOP画像出典:Wikipedia

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