
5月4日より21日間のステージレース「ジロ・デ・イタリア」が開幕する。今年のジロを制するのは誰なのか? 大胆に占ってみたい。
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ジロ・デ・イタリアとはどんなレース?
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ジロ・デ・イタリアとは、毎年、5月にイタリアで開催される約20日間のステージレース。ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャとならんで、「3大グランツール」に数えられる。
リーダージャージは「マリア・ローザ」と呼ばれるピンク色のもの。これは主宰であるガゼッタ・デッロ・スポルトの紙面の色に由来し、ツール・ド・フランスのマイヨ・ジョーヌ(イエロー・ジャージ)とならんで最も有名なリーダージャージである。そのほかに、ツール・ド・フランスと同じく、ポイント賞ジャージ、山岳賞ジャージ、新人賞ジャージなどがある。
さらに詳しくジロ・デ・イタリアについて知りたい方はこちらを。
毎年、5月にイタリアで開催される約20日間のステージレース。ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャとならんで、「3大グランツール」に数えられる。主催はイタリアを代表するスポーツ紙「ガゼッタ・デッロ・スポルト」を発行するメディアグループRCSのグ... 「ジロ・デ・イタリア Giro d’Italia」ってどんなレース?ジャーナリストが徹底用語解説 - FRAME : フレイム |
フルームの参戦で活気づくジロ

今年のジロ最大の話題は、何といってもクリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)の出場だろう。ツール・ド・フランスのチャンピオンとしては、次なる目標としてジロ・ディ・イタリア制覇を考えるのは同然のこと。真のグランツールチャンピオンと言われるためには、ツールだけでなく、ジロでも勝っておかないといけないのは当然だ。
フルームは今年、ジロを走るための調整レースとして、4月16日から20日にイタリアとオーストリアで行われたツアー・オブ・ジ・アルプスを選んだ。結果は上々で、どのステージも10位以内でフィニッシュしている。個人総合成績も4位と悪くなく、順調な仕上がりぶりを見せていた。この後のツールのことを考えずに、ジロに集中したら、もっとも優勝に近い選手であることは間違いないだろう。
不安材料としては、ツールの山岳と違って、ジロの山岳はキツい勾配の坂がたくさんあるということ。フルームは20kmほど続く7〜8%くらいの坂を登るのは得意だが、20%の急勾配はあまり得意としていない。しかし、まあフルームのことであるから、その辺の対策はしっかりとしているのだろう。コースの走り込みもかなりしているようであるし、その辺の準備は他のどの選手よりもしっかりとしているのだろう。
デュムラン、アルも闘志を燃やす

ディフェンディングチャンピオンのトム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)も、連覇に向けて闘志を燃やしている。3月のティレーノ・アドリアティコ以来ステージレースを走っていないのは不安材料であるが、4月22日のリエージュ〜バストーニュ〜リエージュは15位でフィニッシュしており、調子は悪くなさそうだ。コースの乗り込みもしっかりとしており、やはり優勝候補の最右翼に挙げておかないといけないだろう。


それは、ファビオ・アル(イタリア、UAEチームエミレーツ)についても同様だ。自国最大のレースであるジロで勝つことは、イタリアのステージレーサーとしては、絶対に達成しておかないといけないこと。ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ、今回は不出場)と並び称される選手となるために、そして2014年総合3位、2015年総合2位の雪辱を果たすために、かなりの準備をしてきていることは間違いない。
チャベス、ベネット、ロペス、ピノ・・・勝ってもおかしくない選手が目白押し
そのほかにも、エステバン・チャベス(コロンビア、ミッチェルトン・スコット)、ジョージ。ベネット(ニュージーランド、ロットNLユンボ)、ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)、ティボー・ピノ(フランス、グルパマFDJ)など、総合優勝してもおかしくない選手が目白押しだ。

中でもエステバン・チャベスは群を抜いている。 2016年のジロでは総合2位でフィニッシュしており、そのポテンシャルの高さは証明済みだ。3強が不調だった場合には、一躍優勝候補筆頭にあがるだろう。

ジョージ・ベネットは直前のツアー・オブ・ジ・アルプスを総合5位、ミゲルアンヘル・ロペスは総合3位、ティボー・ピノに至っては総合優勝を果たしており、その選手も万全の体調を整えているといって間違いない。おおいに注目したい選手たちである。


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2018ジロ・デ・イタリア大胆予想 |フルーム、アル、デュムランの三つ巴か? is a post from: FRAME : フレイム
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